青春あやまち論anotherstory 【黒子のバスケ】
第17章 守る騎士
陽泉の反撃。
紫原もムキになって、破壊の鉄槌でボールを押し込もうと跳んだ。
止めようと跳んだ火神。
ボールは弾かれ、倒れ込んだのは…紫原だ。
もう一方的だと言ってもいいほどに、やられる陽泉。
今まではこちらがやる側だったのに…。
「(私が…私が、ゾーンに入れるような人材を育てられなかったことが悪いワケ?)」
そう思うことしか出来ない。
こんな無名のチームにここまでやられるなんて…もう負けは決まったようなモノだ。
その間にも、火神は高校生で体現できるワケもないはずのエアウォークを決めていた。
『陽泉、T・Oです』
雅子ちゃんも居た堪れずT・Oを取った。