青春あやまち論anotherstory 【黒子のバスケ】
第16章 挨拶を。
そして、こちらのOF。
福井ちゃんのシュートはゴールに嫌われるものの、劉がO・Rを取ってそのまま押し込む。
「決まったー!!先取点は陽泉ー!!」
先制点を奪い、DF。
誠凛は黒子を使って回転長距離パスで、一気に敵陣まで運ぶが、そこで待ち構えているのは一切OFには参加しない紫原。
「あれー?来ないの?思ったより冷静だね」
紫原には勝てない。
そう判断した5番伊月は、一旦バックステップで引く。
うん、懸命な判断だと思うよ。
「とゆうワケじゃ。陽泉にカウンターは効かんぞ」
「つーか、ものぐさってだけでもあるけどな」
第一クオーター残りも少なくなってきた頃。
18得点の陽泉といまだ無得点の誠凛。
あと一ゴール…第一クオーター終了時に20点差をつけることができれば、誠凛に対する精神的疲労は大きいはず。
「あと一ゴール決めろ…!」
氷室がシュートを放つ。