青春あやまち論anotherstory 【黒子のバスケ】
第15章 アイツ…
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大会三日目。
今日からはシード校も参戦する。
つまり、私たち陽泉の初戦だ。
「さぁて…んじゃま、いっちょ…行こっかい」
アゴリラの声で私たちはコートに入る。
陽泉高校の大事な初陣。
それは、私たちにとってはなんてことない。見慣れた数字の序列に過ぎなかった。
が、ギャラリーはそうもいかなかったようで、試合終了と同時にどよめいた。
無失点。
驚異的スコアで、私たちは初戦突破を果たした。
そして、続く翌日の三回戦。
『試合終了ー!!陽泉高校、準々決勝進出ー!!』
陽泉は、対戦校のOFも意に介すことなく、二試合連続無失点というスコアでベスト8入りした。