• テキストサイズ

青春あやまち論anotherstory 【黒子のバスケ】

第15章 アイツ…




思わずT・Oを取った誠凛。

それが終わると、青峰と火神の一対一で試合は再開された。


「(ここで?青峰に敵うワケもないの、分かってんでしょ)」


例え、誠凛五人全員が青峰のマークについたとしても。

今の青峰を止めるなんて出来るはずがない。

そのはずだった。


「オイオイ…んなのアリかよ…」


きっと。

その瞬間を目にした者、全員が息をすることも忘れたと思う。


「はあ…?まさか火神まで入ったとか言わないよね?」

「……」


コートから目を離すこともできずに私が言うと、隣の氷室の顔つきが変わったような気がした。

ゾーンって、そんな誰でもポイポイ入れるモンなワケ?

それとも。


「(本当に。火神が『キセキの世代』と遜色ない、同等の才能を秘めてるってこと、か)」


ゾーンに入った者同士の一対一は、瞬きも忘れるほど。

言葉では言い表せないほどの、凄さ。

だが、それも互いの表情は楽しそうなモノで、純粋にバスケを楽しんでいるように見えた。

/ 463ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp