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青春あやまち論anotherstory 【黒子のバスケ】

第14章 雪ウサギ






翌日の放課後。

バスケ部は練習前に部室で緊急ミーティングを開いた。


「学校側と交渉した結果、別日に再度『奉仕活動』を設定してもらえることになった」

「「「おおーっ」」」

「監督、ありがとうございます!」


雅子ちゃんの言葉に感嘆の声をあげる部員一同。

それを代表して、アゴリラがお礼を述べる。

すると、それに雅子ちゃんは「私の力ではない」と答える。


「昨日の保育士さんたちが、熱心に学校側に説明してくれたんだ、雪像が作れなかったのは、行方不明になった園児の捜索を手伝ったのと、園児たちが破壊活動に走ったからだとな」

「そうだったんですか…」


保育士さん…!ありがとう…!

いまじゃ、アンタらが女神に見えるよ!!


「監督。それで新しい『奉仕活動』と言うのは?」


氷室が問いかける。


「それも彼女たちが用意してくれた。我々がWCに専念できるようにと、さして手間がかからず体力もそれほど使わない活動を、学校側に提案してくれたんだ」

「そりゃぁ、有難い。どんなことですか?」

「これだ」


アゴリラが、その『奉仕活動』の内容を問いかけると、雅子ちゃんは持ってきた紙袋の中から、大きな鬼のお面を取り出した。

それを見たバスケ部一同…特に秋田出身の部員に衝撃が走る。

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