• テキストサイズ

青春あやまち論anotherstory 【黒子のバスケ】

第13章 次こそは





「なんか…それは分かる気がするわ」


私は紫原にタオルを渡しながら呟く。


「紫原は前に言ったじゃん?『バスケは嫌い』だって。私も嫌いだよ。こんなクソみたいなスポーツ」


ホントに嫌いだ。

二年前のあの瞬間から、ずっと。


「でも、それ以上にあの子らに負けるのはもっと嫌い。だからこうして続けてるし」

「ふーん…」



次こそは。もう二度と。絶対に。


負けないんだから。


必ず、あの二人に勝って。全て倒して。

証明してみせるんだから。


「今度は約束破んなよ?藍川奪うんでしょ?」

「分かってるからー」

「大丈夫だよ、鈴佳。絶対に俺たちが勝たせてあげるから」

「頼りにしてるよ、Wエース様」




『女王』の名に懸けて。

/ 463ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp