• テキストサイズ

青春あやまち論anotherstory 【黒子のバスケ】

第13章 次こそは






それから二週間が経った。

先週末に何とも珍しく真から電話があり、地球も今日で終わりか…なんて思っていると、決勝リーグ出場が決まったとの報告を受けた。

それは誠凛も同じらしく、真曰く「二度と立ち上がれないほどに潰す」らしい。

鉄平とは、性格が相反れていることから『無冠の五将』の中でも仲は良くない方だが、「もう止めてやれよ…」と思わなくもない。

それともう一つ。

先週末に紫原が突然「うわぁ…マジ?」と呟き、どうしたのかと尋ねると、「こじ開けられちったー」と不可解な言葉を残した。


「そろそろ決まる頃かぁ…」


その週末の夕方。

練習を終えた私は、お馴染のいつものメンバーと帰宅中。

携帯で時間を確認しながら、そろそろ終わっているであろうWC東京予選の結果を待っていた。


「秀徳は確実に決定だろうな」

「そりゃそーじゃろ。あの緑間が居るんじゃ。IHも出場していなかったことが不思議なくらいじゃからな」

「となれば…残る一校はどこになるアルか」


前を歩く福井ちゃんとアゴリラ、私の隣の劉は口々に言った。

/ 463ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp