• テキストサイズ

青春あやまち論anotherstory 【黒子のバスケ】

第13章 次こそは






WC予選三日目。

今日は準決勝と決勝。

ついに今日でWC秋田県代表校が決まる。


「と言うワケで…なんと。今日は私が差し入れを持ってきました」

「「「「「!?」」」」」


初日同様。

ベンチで試合の準備、とジャージを脱いでいたスタメン五人に、私が真顔で言うと、彼らは一瞬動きを止める。

驚くのも無理はない。

なんせあの私が差し入れなんて、多分高校初だ。


「さ、差し入れって…鈴佳?何持ってきたんだ?」


顔を引きつらせながら、福井ちゃんは問いかける。


「何って…レモンの蜂蜜漬けだけど?普通の」

「ちょっと中身見せて!!」


差し入れ、と言えばレモンの蜂蜜漬け。

ごく普通のことなはずなのに、何故か慌てだした紫原。

/ 463ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp