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青春あやまち論anotherstory 【黒子のバスケ】

第12章 帰れって




怒りのあまりに、私は近くの机も蹴とばす。

ガタッと大きな音を立てて、床に転がった机に、目の前の彼女らは一瞬だけビクッと肩を揺らす。


「はあー?さっきまでの威勢はどこ行ったワケ?」

「あ、アンタ!こんなことして、学校にバレたら…」

「仕掛けてきたのはそっちでしょ。これは、正当防衛なんだよ」


腕を組んだまま、私は無表情で答える。

そんな私を見た、その場の全員の顔がどんどんと強張っていくのが分かった。


「だ、誰か!先生呼びに行って!!」

「先生ならここに居るぞ」

「「「!!」」」

「やっと来た」


一人の女子生徒が叫び、それを聞いたドア付近に居た子が勢いよく資料室のドアを開けると、そこに立っていたのは雅子ちゃん。


「監督ー遅いですよー」

「馬鹿言え」


何故、ここに雅子ちゃんが居るのかって?

それは、先程私がアゴリラに連絡したから。

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