青春あやまち論anotherstory 【黒子のバスケ】
第12章 帰れって
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その日も昼休みに呼び出しを喰らい(今日は二年女子)、これまた上手くかわして難なく事を終えていた。
「氷室が編入してから毎日…」
HRの間、机に突っ伏して私は呟く。
「ははっ鈴佳も大変だねー」
「ホンットだよ、マジで」
私の前の席の加奈子は、HR中であるにもかかわらずに私の方へ振り返っては他人事のように笑う。
「過去最多じゃない?氷室君のモテ方、すごぉーい」
「アンタ…他人事でしょ」
「だからーこれでも心配してんだって」
「ホントかよ」
まぁ…実際、他人事なんだけど。