• テキストサイズ

青春あやまち論anotherstory 【黒子のバスケ】

第12章 帰れって




私がイケメン揃いなバスケ部のマネージャーを出来る理由。

中学時代の功績もあるけど、もう一つ。

私が周囲の女子生徒たちのように、バスケ部の面々を見ても騒がないから、そう言った目で部員を見ないから。


「そもそも、うちらにマネージャー無理。とかそんなこと言う権利、アンタにないじゃん」

「アンタじゃ話になんない!氷室君呼んでよ!」


何でそこで氷室なんだ。

いい加減面倒の度を越えてきた私は、いまだ喚く彼女らを哀れなものを見るかのような視線を送る。

そして、一つ溜め息を溢した後、口を開いた。


「だからぁ…その辺の権限は全部私にあんの。何で分かんないワケ?馬鹿なの?私が『NO』って言ったら『NO』なんだよ。それでも納得いかないんだったら、監督と主将呼んでくるけど?」


まぁ…結果は変わんないんだけどね。

どーすんの?と私が彼女らに目を向けると、流石に雅子ちゃんの登場は避けたいらしい彼女らは、気まずそうに黙り込む。

おーおー。そのまま帰れ。


「鈴佳?まだ終わらないアルか?」

「え…?え、ちょ馬鹿っ」

「「「劉くーん!!」」」

/ 463ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp