青春あやまち論anotherstory 【黒子のバスケ】
第11章 うぉー?
それでも一度ツボに入ったからか、福井ちゃんは笑い続ける。
くっそぉ…ムカつく!!
「枝ちん、ホント気の毒だねー」
「そう言ってやるな、アツシ」
「ま、自業自得ちゅーことじゃな」
「アンタら。今日のドリンクに毒物混じってても知らないから」
部員一同に散々笑われ、この言われ様。
悪いのは、去年あんな失態を犯した私ではあるが、ここまですることはないじゃないか。
機嫌を思いっきり削がれた私は、不貞腐れる。
「私やっぱ寝る。劉、肩貸して」
「届くアルか?」
「そっちが合わせてよ」
「我が儘アルな…」
そう言いつつも、こちらの高さに合わせて少し肩を下げてくれた劉にもたれて、私は不貞寝をした。