青春あやまち論anotherstory 【黒子のバスケ】
第11章 うぉー?
先日のこの阿呆五人が女子寮の敷地内に侵入したのだって、バレなかったのは奇跡に近いほど、寮監たちの目を嘗めてはいけない。
「まー安心してよ。今年は大丈夫だから。ってことで明日は朝早いし、私は帰りまーす」
おつかれー。と私は不安を隠しきれない顔の彼らに手を振って体育館を出て行った。
「本当に大丈夫なんでしょうか?」
「鈴佳だから不安アル…」
「大丈夫だ」
「福ちん…大丈夫って何が大丈夫なのー?相手は枝ちんだよー?」
「既に俺と岡村で手は打ってある」
「ああ。これで何が起こっても大丈夫なはずじゃ」
「「「?」」」