• テキストサイズ

青春あやまち論anotherstory 【黒子のバスケ】

第10章 奪われた




「わしもお前の退部は反対じゃ。反対っちゅーよりは認められん」

「……」

「俺も岡村に賛成だ。鈴佳の過去を聞いて同情したとかじゃねーぞ?ただ単に…鈴佳自身が辞めたくなさそうだからだ」


福井ちゃんが言った。

私が…?

辞めたくなさそう…?


「鈴佳はワタシが送るアル。二人は先に帰ってていいアルよ」


劉がアゴリラと福井ちゃんに言うと、二人もまた私に背を向けて帰っていった。


「鈴佳。帰ろう」

「うん」


二人の背中を見送った後、劉が私に手を差し伸べる。

/ 463ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp