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青春あやまち論anotherstory 【黒子のバスケ】

第9章 ナニコレ




待ってんで。って…。

私は辞めるって言ってんじゃん…。


――― 『いつまで逃げるんや』

――― 『もっと周りを見なあかん』


今吉さんにしては、細かく説教された。

でも…肝心な答えだけは濁らせたままで…何も分からなかった。


「あー…もう…ホント苛々するなぁ…」


結局。

その日の練習は行かず、その翌日も、その次の日も…。

私は引きこもった。





ここ数日の間で私が自室から出たのは、食事、トイレ、お風呂のみ。

ずっと何をやるわけでもなく、携帯の電源も切ったままで引きこもった。

運のいいことにここは女子寮。

そして、うちの部に女子は私のみ。

バスケ部の誰にも会うこともなかった。

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