青春あやまち論anotherstory 【黒子のバスケ】
第7章 確信した
ん?お前と同じ二年…?
「え?タメ?」
「そうみたいだね」
「氷室は帰国子女なんだぜ?鈴佳英語教えてもらえよ」
「赤点は取らないからいいの」
ニコリと微笑む氷室さん…この際「さん」は要らないか。
いやぁ…これでタメとかないでしょ…。
しかも…。
「帰国子女!?」
「どこの国アルか?」
「アメリカだよ」
あ、アメリカだぁ~?
バスケの本場じゃん!!
「そーいや。紫原んとこの先代主将もアメリカ行ったんじゃなかったか?」
「そうじゃったな。虹村…とか言ったか?」
「あー…言われてみればそーだったかもー」
三人の話を聞きつつ、確かにそう言えばそうだったな。なんて思っていた。