an unexpected happening【銀魂】
第14章 危険な男
望美はうつ向きながら先程、有った事を話だした
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望美『っつ、離して!何処に連れてくつもりよ!』
顔を編み笠で隠した男に、物凄い力で引っ張られ、人が通らない路地まで連れてこられた
連れてこられる途中で、何度か逃げようともしてみたが、全くもって敵わない
コイツ…、普通人間じゃない…
そう思い、様子をみながら、逃げる隙を見計らう事にした
男が足を止め振り返った次の瞬間、背中に強い衝撃が走る
望美『っつ、』
直ぐに、壁に叩き付けられたからだと気がつくが、男は望美の首を掴んだまま離さない為
息が上手く出来ず、抵抗どころか呼吸さえ出来ない
望美『カハッ…』
ギリギリと締め上げられる
苦しさで、涙が溜まる視界に写るのは、編み笠から除く、広角を歪ませながら笑う男の口元
このままでは殺される
そう思い、力を振り絞り抵抗してみるが、男には届かず、編み笠をはたき落とすので精一杯だったが…
男の顔が見えた瞬間…
首元の力が緩められ一気に空気を吸い込み、ゲホゲホとむせる望美
それを楽しそうな表情で眺める男
望美『た…かすぎ…』