an unexpected happening【銀魂】
第14章 危険な男
後を追う気でいたが
隊服を引っ張られ我に返り、後ろを振り向けば
望美と視線が合う、そして
望美『私大丈夫だから、、』
まだ、息が荒くしゃべるコイツの言葉に、刀を鞘にしまい、ゆっくりと近づき、壊れないように抱きしめ
土方「わりィ…おめェが無事な事が一番な筈なのに…」
そう言うと、弱々しくきゅっと抱き返され
望美『うぅん…、助けに来てくれてありがとう』
少し震える手を握り
土方「何されたか、聞いても大丈夫か?」
その問いに、頷くコイツの溜まった涙を指で拭ってやる
望美『…キス…されただけだよ』
土方「他は」
望美『後は、首舐められた』
土方「他はねェか?」
望美『うん…されたのは、それだけだけど』
言葉に詰まるコイツをもう一度抱きしめる
ホッとした半面苛立ちも有るが…一番災難だったのはコイツだ…
土方「すまねェ…」