第1章 想い
学校についた私たち。
多くの生徒が群がる生徒玄関に行き、クラス替えの紙を見た。
1組…ない。
2組……あった!
樹里も一緒だ!
「樹里、私たち同じクラスだよ!!」
樹里はなぜか反応がなかった。
「樹里?」
「…飯田君も同じみたいだよ?」
……。
ん?
飯田君??
……。
「うそーぉぉぉぉぉお!!!」
ヤバいっ
大声出しすぎてみんなの視線が…
こ、これから1年どうしよう…
一緒のクラスになっても悲しいだけだよ…
なんでこんなに未練があるの?
こんなに苦しい想いをするとわかっていたら、付き合わなかったのに。
また、あの時に戻りたいよ…