第3章 自分の気持ち
この練習を続けること1時間。
ぶっ通しはキツいし、面白くない。
そう思ってたら
「サッカーしない?」
と飯田君が提案した。
「ナイスタイミング!
なんか違うことしたかったんだよね~。」
私は一気にテンションアップ!
樹里も泰輝も賛成した。
私と樹里チーム、飯田君と泰輝チームに分かれた。
「そっちボールでいいよ。」
「ありがたいです。」
ということで決めちゃうぞ~!!
樹里が最初に蹴り、私にパスした。
泰輝がボールを奪おうとする。
そうはさせませーん。
私は軽やかによける。
そしてシュート!!
いった!!!
そう思った。
だが、飯田君がすべり込み
シュートを阻止した。
…!!
やっぱ、すごい…!
最初、飯田君と颯也が本気であてあいした時の
あの感情がまた蘇る。