第7章 挑戦
える
帰る準備をし席を立つ。
仁花ちゃんは用事があるらしく、一緒に帰れないらしい。
教室のドアに手をかけ、扉を開くと
及川さんと岩泉さん。
える「あ、こんにちは。どうしたんですか?」
B組に青の塔のメンバーは私以外いない。
影山の事を探しに来たのかもしれない。
える「影山くんですか?もう、部活ですかね?」
日向くんと競うように勢いよく教室を出て行ったのを思い出す。
及「飛雄?違う違う。今日はえる。」
岩「体育館、見に来ないか。」
課題もそんなに出てないし、放課後は余裕がある。
それに青の塔の人たちがどんな風に
活動しているのかも興味がある
える「ぜひ見学させてください!」
及川さんが決まりだね。というと
私の鞄を持つ。
える「持ちます!」
及「前にも言ったでしょー。ほら、行こっ!」
私に何も言わせずに走り出す及川さんを追いかけるように、
岩泉さんと私は走り出した。