第12章 バレンタイン編 富井大樹ートミーー
「そうだ!ホワイトデー!何がいい?」
いつものトミーに戻った。
「えー。気にしなくていいのに」
「ダメだよ!ちゃんとお返ししないと!ね?何がいい?」
年下だけど、しっかりしているんだよね。
んーどうしようかな。お返しかー…
そうだ!じゃあ…
「今度、ここにキスして欲しいかな」
私は人差し指で唇を差して言ってみた。
いつも頬にしてくれるから、付き合ったならここでも良いよね。
「そ、それって…」
トミー、赤くなった。
あはは。やっぱり可愛いな。
「じゃあ、そのうちにね」
私はトミーの頬にキスをした。
「が、がんばります…」
真っ赤になったけど、笑ってくれた。