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【少ハリ】原石の輝き

第11章 バレンタイン編 佐伯希星ーキラー


「…キラ、落ち着いて?」
背中をポンポンと軽く叩く。
「僕、静香ちゃん、大好きだから…」
「うん…知ってるよ」
「だったら!」
「私も、好きだよ」
「え?」
至近距離のキラに緊張したけど、ちゃんと言った。
「だって、今…」
「本当は、ずっと前から好きになってた…」
キラの驚いた顔。
「私が、キラのこと信じてなかっただけなの…ごめんなさい」
「本当に?本当に僕の気持ちに答えてくれるの?!」
「うん…遅くなって、ごめんね」
「もう一回!もう一回さっきの言って!」
そう言ってキラがまた私を抱きしめる。
「…キラ…好き、だよ」
「やった…すごく、うれしい!!」
満面の笑み、いつものキラだ。
「あと、これ…」
私はそっとチョコを差し出す。
「ありがとう!静香ちゃん!」
キラが私の頬にキスをした。
もう少し、弟みたいに思いたいって言ったら、キラは怒るかな…
でもちゃんと、大好きだよ。
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