第6章 想い合い
めぐみside
蛍の視線と「ん。」という声に促され、蛍の車の助手席に座ると、ふと目線の先にシートベルトをしている蛍の姿があった。
蛍が運転する年齢に……………
ッて、私と同い年なんだから当たり前のことなんだけれど、、こうして改めて見ると、いままで止まっていた月日の重さを感じる…。
蛍の身長のコトだって、メールで忠に聞いていたけど、実際に会ってみると、想像してた以上に大きくなっていて、ちょっとびっくりした。
「………………」
なにも言わず、車を発進させる蛍。
慣れてるんだなぁー……
てか、やっぱりかっこいいな……//
……こんなにかっこいい人が、私を好き……って、言ってくれたんだなぁ……/
途端に、あのときの蛍の言葉が頭の中をよぎった。
【「…愛してる。/
俺の隣に居て欲しい。…もう、どこにも行かないで。/」】
……〜〜ッ!!/////
なにを思い出してるんだ、わたしは!///;;
堪らず、自分の頬を隠す。…きっと真っ赤だ。//
いま、すごく火照ってる。自分でもわかる。
あの、ハンドルを握る手も指先も、眼鏡の下の色素の薄い瞳も、くるくるの毛先も、全部、全部……///
触れたいな………/////
「…なんか話してよ。……せっかくの初ドライブなんだからさ。」
あ、、完全に蛍に見惚れてて、、会話するの忘れちゃってた/;;
「…けっ!蛍は……//…なんか、その〜……か、かっ//」
「…僕が、ナニ?」
「…………きょ、今日、寒いね。/」
この気持ちをなんとか言葉にしようとするが、思うように伝えることができない。
「…………そうじゃないデショ…?/」
「!!!/////」
「……ハッキリ言ってよ。/」
蛍の顔も、心なしかほんのり赤い。
「…運転してる蛍……かっ、かっこいいなって//、、
………見惚れてた////」
やっと、言えた。