第4章 私という私*ルフィ*
着いた場所はここらで人気のチェーン店だった。
早速中に入り90分の食べ放題がスタートした。
半分くらいに差し掛かったところだろうか。
だんだんとみんなの食べるペースが遅くなってきた。
まぁ、ルフィとゾロを除いて。
「ナミすわぁん!ビビちゅわぁん!ちゅわぁん!もっと取ってきますかぁ?」
サンジくんが目をハートにして聞いてきたので
じゃあ、とお願いしようとしたとき
「あー、あたしはもういいや!」
「私も。もう入らないわ。」
「えっ?もういらないの?」
驚いて聞くと、いやいや無理でしょ、と返された。
「あんたよくそんなに食べれるわねー。あたしにゃ無理だわ。」
「そうですねー。ちゃんはよく食べるからねー。」
「俺ですらもうギブに近いぜ?お前食い過ぎじゃねーか?」
いきなりウソップくんが会話に入ってきたと思えば高笑いしながら言われた言葉が胸にグサッと刺さった。
やっぱり大食いの子はかわいくないよね。ただでさえナミやビビみたいに女の子らしさなんか全くないのに。
思い始めたら止まらなくなり、どんどん悪い方向にした考えられなくなってしまった。