第1章 ・・・・・・どういうこと?
手を休めることなく
スープにサラダにと
次々と作っていく。
料理は出来ない訳じゃ
ないけれど、一人は
やっぱり不安だった。
だけど上手く出来ている。
「よし、できたー」
卵も上手く巻けた。
後はケチャップをつけて完成。
テーブルに、料理を並べる。
我ながらよく出来た。
「いただきます」
一口、オムライスを口に入れる。
うん・・・美味しい。
味付けも上手くできた。
これなら、一人暮らしも
何事もなくやっていけそうだ。
この短時間で少しだけ
逞しくなったような気がする。
ご飯を食べ終えて、食器を洗い
全ての家事を終えてまったりモード。
ソファーに座って
ふぅ。と息を吐く。
余り動いてないけれど
慣れない街だからか、疲労感がある。
時刻は8時。
お風呂に入って寝よう。
今、気を緩めたら寝そうなくらい
睡魔が来ている。
今日は長風呂はやめて
シャワーのみにしよう。
お風呂をささっとすませて
髪を乾かす。
しっかり乾いたのを確認して
部屋に戻った。
ミネラルウォーターを
冷蔵庫から出して飲む。
「眠たい・・・」
小さく欠伸を漏らして
ベットに入ろうと部屋にいく。
布団に入って息を吐いた。
「あぁ・・・疲れた。」
何がどうなってるのか
分からないまま、1日を
過ごしたけれど・・・
それでも、何とかなって
しまう事に、何とも言えない
感情を抱いてしまった。
今日が終わり入学式まで後4日。
それまでにとにかく覚える事
知らなくちゃいけない事を
覚えていくしかない。
睡魔が襲ってきて
意識が途切れていく。
明日は・・・何を、しようか・・・
眠りに落ちる間際
考えながら意識が途絶えた。