第3章 ドキドキ体験?
「あの!龍がなんで二日目しか来れないんですか?!」
確かに一人だと気楽と入ったものの
一人だけだとできない仕事とかあるでしょうが!
ただえさえ[ディカワールド]は大きく
お客さんだって多いんだから!
青美「実はというと龍は心臓が弱くてな。いつ発作を起こしてもおなしくない状況なんだ。だから龍だけ特別携帯を持ってもいいという許可が出たけど、それはいつ発作が起きても連絡が取れるように渡しただけだから。やから1日目と3日目は志織だけで行くことになるけどそれでええか?」
「え?あ、心臓が悪いんなら仕方がありませんね…。わかりました。」
まぁー多分嘘やと思うけど。
いきも帰りも一人になったんやから
楽になったわー。
「…でも仕事とかどうなるんですか?」
青美「多分仕事は別々に出されるからそこは気にしやんくてええよ。地図も一人で行くことになったからそんな詳しくかかんでええからな。」
「わかりました。」
その後少し喋り終えてから
自分の席に戻った。
…もーなんだかね。
ついてねーわ(T_T)
そう思っていたら後ろから声をかけられた。
今「宮野さんも色々大変だな。」
「!」
…今先生?
後ろを振り返るとやはりマスクをはめた今先生であった。
いつになったらマスクを外すのだろうか。
「そんなことありませんよ。」
今「でも今までもほとんど一人でしてただろう?さっきも急にあんなこと言われて困ってるはずなのに…。」
…今まで私のこと見てくれてたの?
一人で仕事をやっている姿も。
「ありがとうございます。でも大丈夫ですよ!」
今「そっか。宮野さんはすごいな。」
そういって今先生は他の班のところへ行った。
…なんだろう?
この緊張から解き放たれた感じは。