第2章 つまらなく最悪な事態
先輩「確かにひどいよね〜。なんであの二人ださんの?」
彩芽「確かに。それは疑問に思ってたけど。あの子達も可愛そうやんな。」
先輩たちが次々と口々にいった。
先輩5「っていうか先生さ。志織ちゃんばっかり出し過ぎじゃない?」
先輩4「そうそう!それ思った!」
先輩6「志織ちゃんばっか出すなっつーの!」
ズキン………。
なんだろう…心が痛いよ。
それって………私いらないってこと?
そんなひどいよ。
香美「―――――だよね!志織ちゃん!えらくて疲れるよな!」
「え?!…あ、はい。疲れます。」
香奈江「やんな!先生もやり過ぎやわ〜。」
…本当は疲れてない。
もっと試合に出してほしい。
でも先輩たちは私より
あの二人を選んだ。
どう見てもバスケに関心がないあの二人。
どうしてそっちを選ぶの?
先輩たちもあの二人と同じなの?
……そんなの
ふざけてるよ。
私のあこがれの先輩が
そんな人たちなんて
私はその後の試合のことなどは覚えていない。