第2章 つまらなく最悪な事態
ゲームが始まる頃に私は違和感を感じた。
今からやるゲームは10分間のハーフタイムが入るゲームだ。
チーム分けは
3年生チームvs彩芽さん率いる卒業生チーム
卒業生チームは人数が足りなかったので
代わりに私が入ったという設定だ。
しかし問題はここから。
………あの二人はこのゲームに参加するかだ。
そりゃゲームに出れるのは嬉しいし
こんな機会もあまりないから私にとってはいい経験だ。
しかしあの二人も今後のためにこのゲームに参加するはずだと思うが
私との話が終えたあとに
先生はあの二人のところに行ってなにか話してた。
……一体なんだろうか。
そのことを少し気にしているうちに
ゲームが開始した。
ボールは今彩芽さんが持っている。
私達が先行だ。
私のマークは恵那さん
恵那山はここの副キャプ。
油断してはいけない相手。
佐藤「志織ちゃん!」
そして私にパスが入った。
さぁ…………どう抜こうか。
そして私は左に行くと見せかけたが
右へ切り替わり
そのままレーアップしようと思ったが
抜いたあとにヘルプがついたので
香奈江さんにパスし
香奈江さんはそのままスリーを打って
綺麗なループと共にリングをくぐった。
それから8分が経過し
21対28で私達のチームが勝っているのだが
私は少し疑問を感じた。
………あの二人はいつ出るのだろうか。