第2章 仲間
嶺二「はいはーい♪」
蘭丸「っしゃ!行くか!」
カミュ「ずいぶんと待たされたものだ」
ボクがみんなと違った存在であることを知った後でも、いつもとなんにも変わらない光景。このメンバーは変わり者の集まりで、たまに面倒だけど、ボクには合っている気がする。協調性はゼロで、くだらないケンカばかりで、ムダな労力を使わされるけど、大切なこのメンバーに出会えたことは、ボクにとってキセキだと思うんだ。
嶺二「アイアーイ!なにぼーっとしてるのー行っちゃうよー」
「…うるさい。分かってるよ」
いつも通り、ぶっきらぼうな返事をした。
もし、神様が本当にいたのなら、感謝をするよ。ボクのこの心の底からの感謝をね。