第65章 【トオイヤクソク】
「英二、くん……も、イジワル、しないで……」
とうとう我慢の限界がきたのか、小宮山がズルズルと運動マットの上に崩れ落ちる。
オレの脚にもたれながら真っ赤な顔でみせる上目遣いに、だから反則だって、なんて思いながら、欲しい……?、そうオレ自身を見せつけると、小宮山は恥ずかしそうに小さく頷いた。
「んじゃ、たっぷり濡らして……?」
今日何度めかの恨めしそうな小宮山の顔。
多分、オレ、一生、小宮山をイジメんの辞められそうにないや。
ほら、よくいたじゃん……?小学校の頃、好きな女子にイジワルしちゃうガキな男子。
多分、あの心理と同じようなもん。
つまり、オレがガキってことなんだけど……
内心、苦笑いしながら小宮山の口元にオレ自身を押し当てる。
小宮山は小さいため息をついてからそっと手で包み込み、ゆっくりと口に含んで動かし始めた。
苦しそうに眉間にしわを寄せて……でもだんだんと速く深く……
「ハァ……小宮山、ほんと、上手になったよん……」
もちろん、ビッチ連中と比べたらアレだけどさ……
でも小宮山がオレのために一生懸命になってくれているのがダイレクトに伝わってきて……
テクニックなんかなくても、小宮山がオレのために頑張ってくれている、それだけで心も身体も満たされるんだ……
小宮山の後頭部に手を添えると、その動きに合わせて何度も引きつけ刺激を堪能した。
「……小宮山、も、いいよ」
必死に奉仕してくれる小宮山の髪を撫でながらその口を解放する。
これ以上続けられると、あんま持ちそうにないかんね……
ゆっくり小宮山のナカを堪能する時間はなくても、入れた途端に果てるなんてかっこ悪いことは絶対嫌で、名残惜しい気持ちを押し殺しながら、あんがとね、そうそっと小宮山の髪を撫でる。
はぁっ……とため息をついた小宮山が切なそうにオレを見上げる。
大丈夫だって、今、あげるからさ、そう言って財布からゴムを取り出すと、手際よくオレ自身に装着する。
グッショリと濡れて意味のなくなった小宮山の下着を取り外すと、控えめに開かれた脚を大きく開かせた。