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【テニプリ】闇菊【R18】

第11章 【サゲスミ】




「英二、何飲む?ビール?カクテル?」

「んー、アルコールはいいや。今日は終電で帰るから」

「えー、帰るのー?」

「そ、オレってば真面目なコーコーセーだから」


そう言うとみんながゲラゲラ笑い、ひでー、ほんとなのにぃ、そう言ってポケットからタバコを出して咥えると、すかさず女共がライターの火を差し出す。


くだんねー、どっかのキャバクラかよ?
ま、行ったことないけどさ、そう思いながら適当に火をつけて、それからフーッと煙を吐き出した。


「ねぇねぇ、最近何してたのー?」


そう言う女どもに、普通にヤってたよ、そう答えると、男どもがどんな女?なんて聞いてくる。


「んー……一言で言うと、学年首席?」

「マジでー!それってどーよ?」

「すんげーいいよん~♪新鮮で?相性良いし」


そう言ってニイッと笑い、ブイサインをする。


「つーか、そんな頭良い女なんて話し合うのかよ?」

「あー……あんま話してないや」


なんだよ、ヤるだけかよ!って突っ込む仲間達に、まーねー、なんて笑って答えると、ひでーと大きな笑いが起きた。


「英二ぃ、はやく行こーよぉ?」


そんなオレに1人の女が纏わりつく。
あー、そういやこいつだっけ……?そう思いながら、んじゃ、行く?なんてタバコの火を押し消して立ち上がる。


「えー、英二、私ともシてよ~!」

「だーめ、今夜は私となんだから!」


そう言う女に、オレの腕に絡みつく女がベーッと舌を出す。


「はは、オレは別に一緒でもいいけどね、でも先約が嫌だっていうからまた今度ねー?」


そう言ってその女の腰に腕を回してキスすると、じゃーねーと手を振りホールの更に奥の通路へと進んでいった。

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