第45章 【カミドメ】
「小宮山……どったの?、今日、すげー、イイよん……?」
そう切なそうな英二くんの声にドキンとして、視線をあげて見た彼は嬉しそうに笑っていて、それから、そっと私の頬に触れて優しく撫でた。
英二くんがキモチヨクなってくれるのは嬉しいんだけど、今度はいつもと違って触れて貰えないことがもどかしくて、秘部がジンジンと疼いて苦しくなる。
「あっ……え、いじくん、あの……」
英二くんの肩にトンと頭を乗せて脚をギュッと閉じながらそっと腕を2、3度揺らすと、そんな私の様子に英二くんはニヤリと笑い、今日はちゃんと言わないと何もしてあげないよん?そうまたイジワルく笑った。
もう、そう言われると思ってたもの!
ふうっと軽くため息をつくと、そっともう一度英二くんの肩に頭を乗せて、お願い、キモチヨクして?そう小さく呟いた。
「んじゃさ、全部脱いで、脚、開いて?」
私のお願いにそう嬉しそうに英二くんが答えるから、恥ずかしさを押し殺して下着も取り外す。
少しだけ脚を開いてその秘部を晒すと、露わになったそこを英二くんはさらに広げて顔を埋めた。
ずっと我慢していたから、英二くんの舌がふれた途端、その待ち望んだ刺激に身体がビクンと跳ね上がる。
はは、すぐにでもイきそう?そう言って英二くんはニヤリと笑うと、小宮山、ほんと、ここ、弱いよね、なんて言って私の敏感な部分を刺激する。
「あっ……ああっ……!」
私の身体のことは、誰よりも……それこそ私本人よりも、英二くんが一番よくわかっている。
どうすれば私に火をつけることが出来るのか……
どうすれば更に燃え上がらせることが出来るのか……
どうすればその熱を解放させることが出来るのか……
英二くんの身体にもたれかかって解放された熱の余韻に浸ると、何でもわかってくれているその手が優しく後頭部を撫でてくれる。
そっともたげていた頭を上げて英二くんにキスをすると、荒い息のまま舌を絡ませた。