第7章 【ネコニマタタビ】
「やあっ!も、ホントにやめてぇ……こんな……いやぁ!」
恥ずかしくて必死に彼に懇願する。
快楽に飲み込まれないよう、拘束されている手首の痛みに意識を集中させる。
「いやぁ?んなわけないじゃん?もうトロットロ!」
そう言って彼はまるでわざとかのように、舌をペロッと出して私を見上げる。
その様子がまた羞恥心に拍車をかけて、身体中が熱くなる。
「あっ、ひゃぁ……やぁ……っ!」
必死に声を我慢していても、その初めての快感に声が押さえられない。
学校なのに……今はお昼休みなのに……もし誰かが来たら聞こえちゃう!
そう頭ではわかっていても、彼にぴりぴりと感じる先を何度も舌で刺激されると、自分ではどうすることもできなくて……
「大丈夫だって、5限目体育のクラスないから。乾にちゃんと確認済み!」
まるで私の心を読んだかのように菊丸くんはそう言って、もう一度私のそこに舌を這わす。
「オレさ、あん時目が合ったの、すぐに小宮山だって分かったんだよね」
なんでだろうな、そう言って菊丸くんは私を見上げる。
「小宮山が逃げてった後さ、なんかスンゲー興奮してさ……あの女じゃちーっともイケる気しなかったのに……」
あの後、あの女で2回も抜いちゃった、そう言いながら彼はニヤリと笑う。
話しながらも彼は愛撫を辞めようとせず、場所を変えたり強弱をつけたり、ジュッと吸い付いたり、舌と指とで執拗にソコを攻めたてた。