第7章 【ネコニマタタビ】
「なに?もしかしてオレのこと、元気で明るいクラスのムードメーカー的な菊丸くん、なんて思ってた?」
そ、それは……そう言葉に詰まる私に、んなわけないっての!そう言うと彼はいきなりセーラーの裾を捲り上げた。
「なっ!?嫌っ、やめて!!」
そんな私に構わず、菊丸くんは背中のホックに手をかけると、片手で器用にパチンとそれを外す。
圧迫感から解放されて露わになったそこを眺めながら、彼は満足そうにピューッと口笛を吹くと、小宮山胸あんね、そう言って笑った。
恥ずかしさから涙があふれる。
やだぁ……そう言って身体を捩ると、菊丸くんはその手を私の胸へと伸ばし、いきなりその頂をピンッと指で弾いた。
「痛っ……!!」
突然のその痛みに身体を反らせ、顔をゆがめると、菊丸くんは、ゴメーンといたずらっ子のように笑う。
それから両手で私の胸を包み込み、回すように揉みはじめた。
「い、やぁ……!」
その何とも言えない感覚に、目をぎゅっと閉じる。
その次の瞬間、胸に暖かい吐息を感じて、慌てて目を開けると、ニヤリと笑う菊丸くんと目があって、彼はそのままその頂きを口に含んだ。
「ひゃあ!!」
そう思わず声が溢れる。
頂きを包み込むあつい熱と、彼の舌で転がされる感覚に身体中がよりいっそうの熱を発する。
もう一方の頂きは指で摘ままれ、執拗に弄られる。
ぁん!っとそんな声が自然と出てきて慌ててそれを我慢する。
「けっこー、感度いーじゃん?」
そう言う彼に何度も先端を攻められると、そのたびに身体がピクンと跳ねてしまう。
彼の唇が身体中を這い回り、時々チリッと熱くて甘い痛みを発していく。
「そんなこと……ないっ!」
恥ずかしくて必死に首を横に振る。
涙目で菊丸くんをキッと睨みつける。
「こんなに勃たせといてよくゆーねぇ?」
そう言う菊丸くんはまたニヤリと笑い、もう一度私の先端を指で弾いた。