第25章 【ランチタイム】
オレが抱き寄せると、すぐに嬉しそうな顔をして寄り添ってきた小宮山は、それからちょっと申し訳なさそうな顔になる。
「英二くん、もしかして自分のせい、なんて思ってます?」
そう言ってオレを見上げる小宮山に、なんて言ったらいいかわからず目を泳がせると、やっぱり、そう言って小宮山は笑顔を見せる。
「アレは私のコミュニケーション能力が低いからで、英二くんは関係ないですよ?」
それに私、平気ですから、あんなの全然、そう言ってオレの胸元に頬を寄せた小宮山は、私、ああ言うことに免疫力高いんですよ、性格悪いから、そう苦笑いをする。
その言葉にあの卒業アルバムを思い出し、やっぱ、中学ん時、イジメにあってたんだろうな、なんて思ってそっとそのキレイな髪をなでる。
本当は結構笑うし、泣くし拗ねるし、オシャレや可愛いものや綺麗なものが大好きな普通の女の子なのに、目立つのを恐れて内面も外見も全部封印して、淡々と学園生活を送るなんて、どんだけの思いしてきたんだよ……
小宮山、性格悪くないよん?そう否定して唇を重ねると、そんな小宮山が幸せそうな顔をして笑うから、また罪悪感で胸が痛み出す。
でもこうやって寄り添ってしまえば、もうオレなんかが考えることと言ったら一つしかなくて、小宮山も直ぐに瞳を閉じてそんなオレを受け入れるから、オレの上に向かい合わせに座らせて、セーラーの裾から手を滑り込ませる。
手探りでブラを外すと制服の中で包み込み、その柔らかい感覚を確かめながら揉みほぐすと、小宮山の口から甘い吐息が溢れ出す。
制服をまくしあげてその胸を露わにすると、さっきまでの同情心も罪悪感も全部どこかに吹っ飛んで、あとはただもう夢中でその美乳にむさぼりついた。