第25章 【ランチタイム】
ベルトを外してオレ自身を取り出すと、小宮山の手を取ってそれに触れさせる。
少し戸惑った小宮山はそっと握りしめて遠慮がちに動かし始める。
こんなにしょっちゅうヤってんのにいつまでも積極的になんないのは、やっぱ出すのだけが目的でヤってっからかな?
そりゃ、人付き合いが苦手な小宮山にとって、気分屋のオレに振り回されてばかりのこの状況は、きっと混乱の連続で、声をかけられんのも拒む癖に、こんな時だけ積極的になれって言うほうが無理あるか。
その動きをもどかしく感じながら小宮山の秘部に触れると、もうじゅうぶんなほど潤っていて、これ以上堪えらんなくて、すぐにゴムをつけると脱がす時間も惜しくてただ下着をずらす。
するとちょっと腰を浮かせた小宮山が、その入り口にオレ自身を押し当てて、それからゆっくりと身体を沈め始める。
言わなくてもちゃんとできんじゃん?そう思ってニヤリと笑うと、吐息を漏らしながら眉間にしわを寄せる小宮山と目があって、そんな小宮山は慌てて目を伏せると真っ赤な顔で腰を揺らした。
小宮山のナカは相変わらず熱くオレ自身に絡みついて、オレの欲望をすべて吸い上げてしまいそうで、何でこんなイイんだろ、そう苦笑いをしながら小宮山のイイトコを刺激する。
程なく小宮山は切なそうな顔をし始めて、熱いナカを一層キツく締め付けてくるから、ほーんと、イきやすいよな、なんて思ってニヤリと笑った。
それから身体の体制を変えて仰向けになり、下から突き上げより激しくその熱を求めると、来たるべき瞬間に向けてお互いの身体にしがみつく。
「んっ……くっ……ハァッ……んん!」
必死に唇を噛んでイイコエを我慢していた小宮山は、ああっ!っと苦しそうに身体を起こして反らせると、ギュッとオレの胸の上で拳を握り、ビクビクッと身体を痙攣させる。
それと同時にオレも果てて、胸に覆い被さる小宮山と荒い吐息を重ね合わせると、乱れた髪を掻き分け露わにした首筋に、オレのしるしを残して笑った。