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【テニプリ】闇菊【R18】

第115章 【ミライへ・・・】




「ちょっと、一緒に来ないで貰えます?私、先輩好きじゃないんですけど・・・」
「だって、目的が同じなんだから仕方がないじゃないですか。それに私は鳴海さん嫌いじゃないですよ?」


相変わらずおめでたい人ですね、なんて冷たくあしらわれたけど、それ以上は拒否されなくて、ご一緒していいですよね?、そう言って鳴海さんの隣に並ぶ。


あの頃は、お互いに英二くんのことが大好きで、表面上は当たり障りないように関わっていたけれど、本当はお互いドロドロとした醜い感情を心の奥底に持っていて・・・
大好き過ぎて、その醜い感情をぶつけあったりしたこともあったけれど、でもだからこそ相手の気持ちが理解出来て・・・


本当だったら絶対許せないこともされたけど、でもどうしても憎んだりなんか出来なくて・・・


「あ、鳴海さん、私、撮りますよ!英二くんと並んでください!」
「・・・じゃあ、私も撮りますか?」
「いいんですか!?ありがとうございます!」


私たちの順番になると、お互いに英二くんと並んで写真を撮りあって、そのままの流れで連絡先の交換をお願いして、鳴海さんは迷惑そうにしていたけれど、でもちゃんとLINEを交換してくれて・・・


それからは、新情報が出たらお互い教えあったり、イベントがあれば一緒に参戦したりして、すっかり仲良くなって・・・
そんなことが出来るのも、鳴海さんの気持ちが英二くんからすっかり離れたからなんだろうけど・・・って、やっぱり私、性格悪いなって思うけれど・・・


でも、色々なことを乗り越えてきたぶん、今では美沙と同じくらい大切なお友達で・・・



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