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【テニプリ】闇菊【R18】

第17章 【ユウワク】




「小宮山さん!」


そう不二くんが私の手を振り払い、一歩後ずさりをして後ろに仰け反ったから、そのまま押し倒す形で覆い被る。


不二くんの顔をのぞき込み、続き、やっと出来ますね?そう言って笑うと、今度は彼のはだけた胸元に舌を這わせチュッと強く吸い上げた。


「それとも……私じゃ、イヤ……?」


そう言って不二くんを見下ろすと、そう言う問題じゃ……と言葉を詰まらせる彼に、クスクス笑いながら胸のリボンを外して制服の上着を脱ぎ捨てる。


キャミとブラの肩紐をわざとズラして胸の谷間を強調させると、彼の胸に押し当てる。
すると目のやり場を困らせた不二くんは、小宮山さん!っとまた大きな声を上げたから、ダメ、人が来ちゃう、そう言って彼の唇に人差し指を添えてもう一度笑った。


「ね?、キモチヨク、してくれるんでしょ……?」


そう言って彼の手を胸に持ってくると慌てて振り払われたから、だったら私が先にシてあげる……?そう言って彼のベルトに手をかける。


「やめるんだ!!小宮山さん!!」


ベルトを外そうとしたその瞬間、一段と焦った顔をして大声をあげた不二くんに、肩を掴まれ思い切り引き離される。


引き離されると同時に、バサッと上から何かが降ってきて、そしてその何かは私の視界を遮った。


……この香り……英二くんの……学ラン……?


そう理解すると同時に、よっ、と言う掛け声とストンと言う物音が聞こえて、どういうこと?って慌ててその学ランをずらして顔を上げると、不二、ごめーん、そう言って笑う英二くんが立っていた。


「英二、とめるの遅いよ」

「はは、不二だってもっと早く引き離せば良かったじゃん?」


この状況の意味が分からず、2人の会話をボーッとして眺めていると、英二くんが私の方を振り返り、小宮山はさっさと制服を着る!そう言って私に制服を手渡す。


どうして……?そう戸惑う私に英二くんは、はーやーくー、男にはキツいんだって、そう言って急かすから、とにかくそれに袖を通し身なりを整えた。

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