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【テニプリ】闇菊【R18】

第93章 【ウワガキ】




こんな不完全燃焼、苦しくて耐えられない……!


そんな私の哀願に、約束だかんな?、そう言って目尻の涙をペロっと舐めとった英二くんは、もう1度、大きく広げられた脚のあいだに身体を滑らせる。


一気に反り返る身体……
足のつま先まで、ビクンと力が入る。
まさに最短記録、こんなにすぐに登り詰めるなんて、私の身体、どれだけ英二くんのこと、求めていたっていうの……?


「あ、あぁっ!、英二くんっ!、イッちゃう!、もう、私、イッちゃう!!」


アアアァァッ!、あっさりと大きな叫び声をあげた私は、それから何度も身体を痙攣させた。









「小宮山、可愛い……」


朦朧とする意識の中、耳元で英二くんが囁いてくれる。
すごく優しい、甘い声……
気持ちいい……
魂が身体から抜け出して、ふわふわ浮いているみたい……


そんな私を我に返したのは、カチャカチャと英二くんがベルトを外す音……
その音に期待した下腹部が、さらなる刺激を求めて疼いてしまう……


身体を起こして、サイフから避妊具を取り出す英二くんを、ぼんやりと眺める。
ああ、この瞬間が、堪らない……
英二くんが、もう我慢出来ないって目で私を見ている……
これから私の中で、キモチヨクなりたいって、少し焦りながら……


夢心地の中、気がついた違和感……
英二くん、変……、絶対、おかしい……


だって、私だけ、生まれたままの姿にされていて……
それに比べて、英二くんはやっとベルトを外したくらいで、それ以外はシャツのボタンひとつ外してなくて……


学校でシテいたときは、そりゃ、お互い肌の露出は最低限だったけど、それでも英二くんだって動きやすいように、少しくらいは着崩していたのに……


ましてや、今は私の部屋……
いつも英二くんだって、私と同じように、全部脱いでいたのに、どうして……?


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