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離さないで愛

第2章 一夜


15分ほどで携帯が鳴った
グラスに残ってる酒を一気に飲み干して
俺は急いでTAXIを捕まえて乗り込んだ


すぐに電話を折り返えす

「お酒ある?」

「えっと・・・・・・あ、梅酒なら」

「梅酒?」

女子が飲む酒だなって笑った

「いいよ、甘い酒は苦手だから。お前飲んだら?」

途中でコンビにに寄ってもらって酒とつまみを買って行った

オートロックで低層のマンション
部屋に入るとリビングの奥に扉が一つあったから
多分あの部屋が寝室だろう
1LDKのこじんまりとした、でも女の子らしい部屋だった
広くはないリビングの二人がけのソファーにジャケットを脱いで座った

「へぇー、ここに住んでんだ?」
 
と、部屋を見渡す

「あんまり見ないで?恥ずかしいから」

そういいながらソファーの背もたれに置いたジャケットをハンガーに掛けてくれた

「あ、ありがとう。なんで?可愛い部屋じゃん?綺麗に片付いてるし」

そう?と言いながらコンビニの袋から買ってきたビールを出してグラスを二つ持ってくる
ロング缶を2本飲み終えた辺りで

「シャワー借りていい?仕事終わってシャワー浴びてないんだよね?」

「えっ?」

「なに?お前いまエロいこと考えただろ?」

「え?考えてませーん」

動揺してるの見るのが好きでついつい好きな子をいじめてしまう
まー、早い話しドSなんだけどね?

立ち上がってお風呂どこ?って聞いたら本当に入るの?って困った顔するから

「入るよ、こっち?タオル出しといてくれる?」

ダイニングの方を指差しながら言った

「え?あ、はい」

俺は着ているTシャツを脱ぎ始めた

「ちょ、ちょっ。ここで脱ぐの?」

え?って振り返って

「ここで脱ぐよ?向こうむいててよ?エッチ」

ふざけて笑った

バサバサTシャツとジーンズを脱いでキッチンの横にあるドアを開けた
人前で服を脱ぐことなんかいつもの事で特に恥ずかしいとも思わない
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