• テキストサイズ

Free! 詰め合わせパック

第3章 百面相 :七瀬遙 甘




同じクラスのそいつは毎日毎日飽きずに友達と話しては笑って、困って、怒って、また笑う。


ころころと変わる表情が見ててなんだか、面白い。


「ハル?どうしたの?」


真琴の表情はあまり変わらない。
いつも笑ってる。
それが悪いとは思わない。
どっちかというと俺も表情はあまり変わらない方だと思うから。


でもアイツは違う。


「アイツはいくつ表情があると思う?」

「え?アイツ?」


真琴が俺の視線をたどって視界にアイツをとらえた。


「あぁ、井上さん?確かに彼女は表情豊かだよね。どうしたの?突然」

「いや、別に…」


井上なつみ。


俺の最近気になるヤツNo.1



/ 54ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp