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絆-キズナ- ポケモン夢小説

第10章 揺らぐ心









…信じたくない


私は傷ついたエモンガとリオルを抱き上げます


「ありがとうエモンガ、リオル…すぐ治します」


治癒能力を使い、傷を治しました
すると…


「キミ…傷を癒せるの!?」


チェレンが目を丸くしながら私に言いました


「はい。私は特別な力があります。ポケモン達の声も…傷の痛みも…」


この力があるから私はポケモン達の悲痛な声をずっと聞いてきました


でも…


なんでチェレンやトウヤ のポケモン達は「スキ」と言っているの…!?




もうなんだか心が揺らいできました

「…失礼します。エモンガ、リオル行きますよ」


『『うん!』』


「え?ちょっと!」


私はその場を去りました

Nを探そうと観覧車の方に向かった…その時


「ツグミ!」


「あ…N!」


前からNが走ってきて、そのまま私を抱きしめました


「よかった…探したんだよ?」


「申し訳ありません…」


「?ツグミ…顔色悪いよ?どうしたの?」


「実は…」


私はNの腕から離れ、先程の出来事を話しました



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