第30章 真実と伝えたい想い②
どうしてN達が此処に!?
まさか手紙…見つけたのかしら…!
「ツグミを離すんだ!」
「動くなよ。一歩でも動いたらコイツの脳天を撃つ」
「痛いっ…!」
お兄様は私の髪を掴みにし、額に銃を向けました
痛い…痛いです…!!
「っ!」
「まあどっちにしろコイツは死ぬ運命だ。…オレと一緒に」
お兄様…どうして…
「なんで…そんなにツグミさんに酷いことばかりするんだよ!」
キョウヘイ…
「コイツが憎いからに決まってるだろ?」
に…憎い…
お兄様の言葉に心が痛む…
「ツグミさんが何をしたんだよ!?」
キョウヘイの言葉にお兄様は笑みを消し、ゆっくり言いました
「そうだな…最後だから全て話すか」