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絆-キズナ- ポケモン夢小説

第27章 傷つけられた心





医者が言うには、大きすぎる精神的ショックから現実を受け入れられず眠り続けてるという


その原因を作ったのは…レイン!!
アイツは本当に許せない!


オレはNさんとツグミさんを引き剥がし、傷つけたレインへの怒りに溢れていた


「キョウヘイ」


「あ…」


話しかけたのは花を持った愛の女神さん
横には…平和の女神さんがいた


この人達はNさんを幼い頃から世話をしていた
ツグミさんとも…仲良かったという


「ツグミの容態は?」


「まだ…うなされています」


「そうですか…」


今のツグミさんはとても苦しそうだ
Nさんも…あのままでは身体を壊してしまう


「何とかしてあげたいです…ツグミさん、ずっと苦しんでいるのに」


「無理もありません…実の兄に操られていたのですから…きっとツグミは自分のせいでポケモン達やNを傷つけてしまったと思い込んだのでしょう。あの子は自分より他人を優先に考えて抱え込んでしまう子ですから…」


「そしてレインが自分を利用していた事実を知ってしまった…心はかなり痛めつけられたに違いありません」


この人達…ツグミさんのこともよく知ってるんだな


「今は…意識が戻ることを祈りましょう」


「そうですね…」




今は、それしかできない…









~キョウヘイ side end~









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