第26章 悲痛な叫び

～キョウヘイ side～


やっとツグミさんの心を取り戻せた！


レインは俺達を睨み付け、叫んだ


「どいつもこいつもオレの邪魔ばかりしやがって！ポケモンも肝心な時に役に立たねぇな！」


レイン…テメェ！！



「レイン！いい加減にしろ！ポケモンは人間の道具なんかじゃない！共に助け合うパートナーなんだ！」


「そうよ！お兄ちゃん…どうしてそんなにツグミさんを嫌うの！？どうして人やポケモンを利用したりするのよ！！」



「煩い！黙れ！！N…これで終わったと思うなよ！ツグミは必ず取り戻すからな！」


レインはそう叫んでネイティオのテレポートで消えた



「Nさん！追いかけましょう！」


ユリアさんがNさんに駆け寄って言ったが、Nさんは首を横に降った



「ツグミが…酷くうなされていて…怪我もしている…このままにしてレインを追いかけられない…」

本当だ…ツグミさんの両腕に無数の傷が…
一体どうしたんだろう？

「そう…ですね。ツグミさんを早く病院へ！」


「ここからならホドモエが近いです！ツグミさんを運びましょう！」


「ああ…」



うなされているツグミさんを心配そうに見つめながらNさんは立ち上がった








戦いは、まだ終わらない…