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絆-キズナ- ポケモン夢小説

第19章 奪われた心





振り向くとそこには…


「お兄様…!」


「レイン!」


二年ぶりに見る、お兄様の姿


以前より少し伸びた髪を後ろで一つ結びにしていて…白のシャツに黒の長袖、ジーンズ姿…


そしてリグレーとブーピッグと…見たことない緑色のポケモン


「久しぶりだな。裏切り者のお二人さん」


ニヤリと笑いながら言うお兄様


「う…裏切り者だって?」


「だってそうだろ?困ってるオレ達を見捨てて自分だけ逃げたんだ。お前達を裏切り者と言って恨んでるプラズマ団は沢山いる…オレも含めてな」


そ…そんな…!




お兄様は私を睨んで言いました


「ツグミ…まさかお前がオレの目的を邪魔するとは思わなかった」


「じゃ…邪魔?目的?」


何を言っているのですか!?


「まぁそれはNも一緒だけど…オレはお前達に復讐する為に来た」


「復讐…?」


「キミがさっきから何を言っているのかわからないよ…レイン」



Nの言葉にお兄様はまたニヤリと笑いました


お兄様の笑顔が…怖い…









「ブーピッグ、指示通りツグミの心を操れ」








お兄様がそう言うと


ブーピッグの額の黒真珠
が光り



不思議なステップを始めた…




そして…


そのステップを見ていくと…






視界が暗くなりました…








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