第15章 白と黒(中編)
チェレンの言葉にアデクは頷きました
「そうだな……本当に哀れなものよ。Nよ……色々ろ思うことがあるだろう…だがおまえさんは決して。ゲーチスに操られ理想を追い求めたのでは なく、自分の考えで動いたのだ!だからこそ伝説のポケモンと出会うことが できたではないか!」
アデク…
「……だがボクに英雄の 資格はない!
N…そんなこと言わないで…
「そうかあ?ツグミと伝説のポケモンと共にこれからどうするか……それが 大事だろうよ!」
「わかったようなことを…今までお互い信じるもののため争っていただのに! なぜ!」
「Nよ…お互い理解しあえなくとも否定する理由にはならん!そもそも 争った人間のどちらかだけが正しいのではないそれを考えてくれ…ツグミもな」
「……」
アデクの言葉が心に響きました…
そしてゲーチスはチェレンとアデクに連れて行かれました
「…ツグミ」
「?」
Nは顔を近づけ、私の耳元でこう呟きました
「アーケオスに乗ってボク達が初めて出逢ったあの場所で待ってて…」
「は…はい…」
私はボールを受け取り、その場を後にしました
心は
重いまま…