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絆-キズナ- ポケモン夢小説

第15章 白と黒(中編)








沈黙の中、ゲーチスが来ました

「それでもワタクシと同じハルモニアの名前をもつ人間なのか?ふがいない息子め」


「!」


ゲーチス…なんだかいつもと違います…


ゲーチスはトウヤの横へ移動し視線の先はNの元へ


そして次の言葉に私は今までにない衝撃を受けました…


「もともとワタクシがNに理想を追い求めさせ伝説のポケモンを現代によみがえらせたのは『ワタクシの」プラズマ団に 権威をつけるため!恐れおおのいた民衆を操るため!…その点はよくやってくれました」


「「「!?」」」










ゲーチス…
今…なんて……?












ゲーチスは私の前に来て、ニヤつきながら言いました


「そしてツグミ…貴方は予想外でしたよ。まさかポケモンの言葉が解るだけでなく治癒能力を持っているとは…とても役に立つ玩具でしたよ」


「!?」


「だがこうなった場合…貴方はもう役立たずな玩具です」



…私はもう言葉が出ませんでした…



……玩具……だったなんて…



ゲーチスはNの真横へ移動しました


「だが伝説のポケモンを従えたもの同士が信念を 懸けて闘い、自分が 本物の 英雄なのか確かめたい……とのたまったあげくただのトレーナーに敗れるとは愚かにもほどがある!詰まるところポケモンと育ったいびつな不完全な人間か……」


Nの顔は…見れませんでした…


ゲーチスの本性が…言葉が…


とても心に重くのしかかりました…



「ゲーチスてめぇ!!ふざけんな!!」





!!
トウヤ……








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