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ボツ小説集

第1章 Oxymoron(東京喰種/相手無)


以下、ネタ帳より転載
_____

「登録者は少ないわ」
「どうしてですか? もし全てのグールが登録すれば、人間とだって共存できるかもしれないのに……」
「金木君はさ、人間として生きてく中でベジタリアンになろうと思った事ある?」

「いえ」質問で全て悟る

「どうして? ベジタリアンになれば病気の発症率を抑えられるし、食べられる為だけに飼育されている家畜の命を救えるのに?」

「食べたい物を食べる。その点では人間もグールも何一つ変わりはしないのよ」


「久しぶりに店長の料理でも食べようかしら?」
サイコロステーキ
上辺だけ焼いた人肉
「この私でも、たまには人間を食べないと、衝動的に人を殺してしまう」

人間はサラダにドレッシングをかけて味のアレンジができるが、グールは出来ない
強いて言うのなら、グールは人間の内臓をいろいろ食べて味を楽しむ

「私が健康的に見える?」
「人間は雑食だから、肉を食べなくても必要栄養素は別ルートで補える・摂取できる。けど私達は違う。唯一の栄養源を断てば健康に支障が現れるものよ」

「なら、夢主さんはどうして母乳バンクを?」
「私?」

「そうね、強いて言うなら食べる事に飽きたから?」

「大食いの友達がいたんだけど、その子みてたら胃もたれする様になっちゃって」
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